『祈りと叫び』
おれは泣く、ことばも無く、何も無く、あなたも無く、かなたも無く、何も無く、この身体だけが在る。
金が無い、情が無い、愛が無い、情け無い、容赦無い、何も無い、この現実だけが在る。
もはやおれすら無い
何も無く、この現実と身体だけがある。
ことばを持つ者がことばを持たざる者のことを軽軽と語る
ことばを持たざる者は返す言葉も無い
どうしようもない。おれすら無いのだからどうしようもない。
どうしようもないから身体が叫ぶ。
どうしようもないから現実が叫ぶ。
叫ぶ叫ぶ叫ぶ、身体が叫ぶ、
叫ぶ叫ぶ叫ぶ、現実が叫ぶ
びゅうびゅう叫ぶ、ごうごう叫ぶ、
どんがらがっしゃん、ばりばりどっかん、
叫ぶ叫ぶ、現実が叫ぶ、身体が叫ぶ。
叫びは響く、鶏は鳴く、おれは泣く。
涙が在る、おれが在る。
おれが在る、ことばが在る。
やっほー、叫びが在る。
やっほーー、涙がある。
やっほーーー、おれが在る。
やっほーーーーーー、ことばがある。
やっほーーーーーーーーー、あなたがある、
やっほーーーーーーーーーーーーー、かなたがある。
身体は祈る、現実は祈る。
祈りは叫びだ叫びは祈りだ
祈りが叫びを顕した
叫びがおれを顕した
叫びは響く、ことばは伝わる、鶏は鳴く。
鶏は祈る。胸をはって大地に立って、鶏は祈る、鶏鶏と祈る。
人間が人間でありますように、万物が万物でありますように