【叶えたい劣情】
人には叶えたい夢がある、と同時に叶えたい劣情もある。
夢が叶う時というのは人は誰でも清々としているが、劣情が叶いそうな時は人は簡単に盲目となり濁濁闇に堕ちる。
だからといって劣情を切り捨ててはいけない。劣情を切り捨てることは自分自身を見捨てることでもある。劣情もまた魂。
劣情は抱えたまま、待たなければならない。劣が烈になるまで、待つのだ。
劣情を劣情のまま解き放つことはその瞬間はすっきりするだろうが、それは汚濁と混乱の始まりである。
待つのだ。劣情が烈情となるまで。
烈が内側から劣を焼き尽くす炎となるまで、待つのだ。
20251108記す