在日韓国朝鮮人への差別扇動デマゴーグ公演「会話劇リリース」を主催した京都市立芸術大学へ、平山の友人が抗議文を出しましたので本人の許諾を得てここに転載します。
2024年9月14日に京都市立芸術大学が主催した、劇団九条劇の浜辺ふうとラッパーのFUNIが共演、山崎なしが演出した「会話劇リリース」。
平山は、この演劇の事も含め浜辺ふうと山崎なしによる在日韓国朝鮮人への差別的表現活動や言動、
「浜辺ふうの東九条多文化共生お花畑史観」による東九条地域の歴史の書き換え塗りつぶしを指摘し
その危険性を8月4日に開始した【連載】「東九条、死者無き多文化共生の行方」において書いてきました。
平山は1月10日にこの演目に関して京都市立芸術大学に対して申し入れをしていましたが、
京都市立芸術大学は当初対応するふりをしながら11ヶ月こちらを待たせた上、何の対応もしませんでした。
その事も含めて、この演目を実際に見た平山の友人が、12月24日に京都市立芸術大学に抗議文を送りました。
本事案は、表現、アート、差別、地域、歴史、階級などの問題が複合的に重なった問題であり、
そのような問題に関心のある方に広く知って頂き、議論の礎として頂くために、ここに転載します。
平山の友人は京都市立芸術大学には自身の署名をいれて抗議文を送っていますが、SNSへの転載に関しては安全性を確保するために、友人の名前は匿名とすることをご理解ください。
では以下に抗議文を転載します。
以下文章転載━━━━
京都市立芸術大学ギャラリー ご担当者様、
2024年9月14日に貴学で開催された会話劇『リリース』を鑑賞しました。
終劇後に出演者の方に「いろいろな感じ方、考え方の人がいるんだと思った」という感想を伝えましたが、何か違和感のようなものが残りました。
その時点ではそれを言語化できず、もやもやを抱えたまま帰りました。
この「リリース」が取り扱う舞台が東九条だったので、当地在住の友人である平山剛志さんとそのもやもやについて話し合う機会を持ちました。
いわば東九条の”当事者”である平山さんとの対話を通して、ようやく私はその時感じた違和感を言語化することができました。
東九条に移り住んだ日本人の浜辺ふうさんが朝鮮人コミュニティから排除された怒りというのが劇の中で繰り返し表現されていましたが、
それは東九条にこれまで壮絶な差別を受けながら生活をしてきた、また今も生活をしている人たちに対する「差別発言である」ということをはっきりと言語化することができました。
言うまでもありませんが、浜辺ふうさんー東九条の在日朝鮮人、日本人ー朝鮮人、選んでそこに住んでいる人ーそこに住むしかない人、との間には上下の階層が存在します。
アファーマティブな取り組みというのは、下層にあるマイノリティに対しては必要であっても、その逆はありません。
浜辺ふうさんは在日朝鮮人のための民族教育から排除されたという論点で東九条の在日から差別をされたのだと怒りを表現されていましたが、
これは全くの筋違いであることはご理解頂けるかと思います。
このレトリックは、在特会などのレイシストの論調と全く同質です。
会話劇『リリース』がマイノリティである東九条住民への、そして在日朝鮮人に対してのヘイト表現であることは、平山剛志さんが貴学にすでに説明していると聞いています。
このような差別表現を貴学が採用してしまったことに関しては、東九条の住民ではなくとも在日朝鮮人として当事者である私も当初なかなか言語化できなかったこともあるので、
100歩譲って致し方ないことなのかもしれないと捉えています。
ただ、平山さんにようやく貴学から送られた返答には、この過去の過失に対しての謝罪がないと聞いています。
非常に残念です。
謝罪とは、誤りを認め、再発阻止策を講じ、策を継続していくことです。
平山剛志さんに対しての貴学からの回答は、このことを全うしていません。
「個々の事業に対して評価をしない」という貴学の姿勢を説明されていましたが、これは責任放棄と取れます。
差別は、殺人や盗難などと並ぶ、犯罪です。
その犯罪を放置されるということですか。
とうぜん出演者をはじめとする関係者に対する措置は必要ですし、どのような措置がなされたのか被害者に対する説明があるべきだと思います。
また、マイノリティを深く傷つけ生活を脅かすような事業を放置しておきながら
「早急に何らかの結論を出すのではなく、事前・事後に考察を重ね、課題を引き継ぎながら、活動を積み重ねていくことを重要視している」というのは、
貴学によるマイノリティからの"搾取”です。
このような残酷な回答を、当事者である平山剛志さん、東九条住民、在日朝鮮人、さらにはマイノリティや弱者に対して放つ根拠は何ですか。
このことは、平山剛志さん個人だけへの差別行為ではないフェーズにあると感じております。
貴学の立地からしても崇仁地区のコミュニティなどとも当然共有するべき事案だし、ワンイシューに限定されずすべてのマイノリティの脅威として貴学を捉えざるをえないと考えます。
2024年9月14日に起きたような差別的な表現が今後も展開される可能性があるということは、東九条住民や在日朝鮮人だけの危機ではなく、すべてのマイノリティや弱者の脅威です。
私は末端ではありますが芸術活動を担い、表現が社会をよりよく変革していくということを信じている者です。
その立場からしても、貴学が平山さんに対してした回答に納得がいきません。
質問への回答をまずはお願いしたいと思います。
少なくとも「活動を積み重ねていくことを重要視している」という言葉を守って頂きたく、対話の機会をお願いします。
━━━━文章転載以上