【連載】 『東九条、死者無き多文化共生の行方』よりおしらせとお礼。

   
2025年8月4日より始まった『東九条、死者無き多文化共生の行方』。
    
読んで頂いた方々から様々な感想や励まし、応援のことばを頂きました。
    
みなさん、本当にありがとうございます。
    
この連載は東九条地域「一階」の住人である平山剛志から見た東九条地域のことを書いています。嘘は書いていません。 ですが、平山が書いていることは「半分正しく、半分間違って」います。それは平山だけではありません。 東九条の中のどの地域、そして「一階」「二階」、「内」と「外」どの立場の人が東九条の事を書いても語ってもそれは「半分正しく、半分間違って」います。 これが完全に正しい東九条という「正史」は存在しません。
    
ですので当然ですが、平山が書いているこの連載が東九条の全てではありませんし、絶対に正しい「正解」ではありません。 その立場によっては平山が書いていることが間違いだという方も当然おられると思いますが、その意見も間違いではありません。 また、平山が気が付いていないだけで、事実や解釈に間違った記述もあるかとは思います。 今後この連載への間違いなどの指摘があった場合は、検証した上で随時訂正していきます。
   
ですのでこの連載はあくまで、東九条の、陶化学区の、宇賀辺町の、曾祖父から住んでいる「一階」の住人平山剛志が見た、感じた、生きた、東九条であり、 そのひとりの人間の叫びと沈黙としてこれからも読んで頂けるとありがたいです。
   
また、この連載において平山は「東九条の多文化共生」について様々な角度から批判していますが、 「多文化共生という行政の施策」はこの社会でマジョリティである日本人と、オールドカマーの外国人、ニューカマーの外国人、それぞれ背景が違う他者同士が共存するために必要な「施策」です。 平山は東九条地域において「多文化共生」が歪められているその「歪み」を批判しています。 ですので、この連載によって多文化共生という施策自体に悪印象をもたれることは平山の本意ではありません。
   
また、多文化共生というと、日本人と外国人という横の関係性が強調されますが、その背後には「階級」という縦の構造の問題が連動しています。 この「階級」の問題への視座無くして、多文化共生や共生が実現することはありえません。この連載ではその横の問題と縦の問題との十字を描くことを主題としています。
    
また平山自身は「思想」としての「多文化共生」や「共生」を否定はしませんがそれを受容もしません。 なぜなら平山が指摘したとおり「(多文化)共生思想」は「階級間の分断」を温存し、それを超えることはできないからです。 平山は「多文化共生」や「共生」とは別の関係性や人間の在り方を模索しています。
   
さて、連載第一回から第二十二回までを一区切りとして連載前半とします。 連載前半では主に東九条多文化共生エリアが虚無そのものであること、そして、なぜ東九条多分共生エリアで「人間の虚無化」が進行しているのか?その平山なりの見立てを書きました。 連載後半では東九条マダンと韓国の民衆文化運動や民主化運動を考えることで、この世界を虚無として生きるのではなく、人間として生きることはいかにして可能なのかを考えていきたいと思います。
    
この連載では実在する人物や団体の個人名をあげてその言動や出来事に対して激しく非難し糾弾しています。 それはまず、「起きたことを無かったことにしない」ということがひとつ。そして「なぜそんな酷いことが起きるのかということを検証する」ということがふたつ。 「ではどうすればよいのか、平山なりの答えを出したい」というのが三つ。そしてそれらを通して、「東九条多文化共生エリアの虚無たちに殺された死者たちを復活させたい」というのが四つ。です。
   
一、二は連載前半である程度できたと思います。後半では三に取り組みたいと思います。四はこの連載を死者たちにささげることでその時を待ちたいと思います。
   
連載も22回を重ねました。
   
ここまで平山のしつこく読みにくい長い長い文章を読んで頂いたみなさんには本当に感謝しています。
   
また、名前をここで出すことはできませんが、地域内外のいろんな方の助力を得てこの連載を書くことが出来ています。
   
そして本連載を書くに当たっては多くの書籍や論文や映画や漫画のおかげで書くことができています。
   
みなさん、本当にありがとうございます。
   
この連載を書くことを通して、社会というつながりによって広く生かされていること、そして歴史によって深く生かされていることを強く実感する日々です。
   
連載次回は資料の読み込み等に時間がかかるため、連載本編再開はおよそ1~2か月後となります。補論やおしらせがあれば随時書きます。
   
それではこれからも【連載】『東九条、死者無き多文化共生の行方』をよろしくお願いします。
   
平山剛志
   

    

   

   

   

   

   

   

  
  


  

2025年12月31日

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